自社の経営環境を理解し、自社の棚卸しを行い、未来に備える10年づくり
先日、島根県中小企業家同友会雲南支部にて「当社は今後生きていけるのか?」をテーマにお話をさせていただきました。この話は「自社の経営環境を理解し、自社の棚卸しを行い、未来に備える10年づくり」というサブタイトルのもと、現状の課題と今後の方向性について共有する内容でした。
<消滅可能性自治体の現実>
有識者らによる「人口戦略会議」で公表された報告書によれば、県内19市町村のうち、雲南市、奥出雲町、津和野町、隠岐の島町の4市町が「消滅可能性自治体」に分類されました。これらの地域で事業を運営する私たちにとって、同会の指針である「良い経営環境をつくる」ためには、まず自社の経営環境を正確に理解することが重要です。また、良い経営者になるためには、自社を深く理解することが必要です。
<雲南市地域経済振興会議と中小企業振興基本条例>
今回の会議では、私が参加した雲南市地域経済振興会議と雲南市中小企業振興基本条例について、参加者とともに再度理解を深めました。特に、経営環境を理解するための具体的な資料やRESAS(リーサス)によるデータを共有し、現状の課題を洗い出しました。
<グループ討論とワークショップ>
企業変革支援プログラム ver.2をこの機会に挑戦しお互いに発表し合い課題に向けての解決方法を探りました。その中で、条例と上手に付き合いつつ、減少する経済規模のなかで、どのように向き合うかそして、思考のシフトチェンジを行い、宍道湖中海経済圏域についても資料を提示し、その中で商圏を活発化するというある程度の出口戦略ができたのではないかと思います。各自の今後10年後について深く考える機会となりました。
このように、経営環境の理解を深め、自社の棚卸しを行い、未来に備えるための第一歩を踏み出しました。今後もこの取り組みを続け、良い経営環境の実現に向けて努力を重ねていきます。
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